ニオイの共感覚で感じ取った高次元なるものpart

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    ※前回のあらすじ

    周囲を自然美に囲まれた、これまでにも何度も足を運んだことがある神社へとお詣りに出かけ、境内にある稲荷社の鳥居をくぐったところ、突然にしてあの現象が私の身に発生したのである。その現象とは一体…。

     

    ◎私が持つ「ニオイの共感覚」が自動発動する

    それは、鳥居から一歩先へ入った瞬間のことだった。まるで、私の脳を貫くかのように、突然にして強烈な「ニオイ」が、鼻からではなく脳の奥で発生したのである。

     

    脳の奥で(感覚的に鼻〜脳の奥あたりにかけて)ニオイが発生する(何らかのニオイを感じる)という、何とも理解しがたい表現になってしまうが、通常、鼻から嗅覚として感じるメカニズムとはまた違ったものであり、いわゆる「共感覚」という稀な知覚現象を指すものである。

     

    この現象が鳥居をくぐった際に、自分としては全く意図せずに自動的に発生し、稲荷社に向かって左側の何もない空間の、かつ特定の箇所からのみ、表現する言葉を選ぶのが難しい、ある種独特のニオイを感じるのである。

     

    私は俗にいう「みえる人」ではないため、姿や形はわからなかったが、たとえその物体がどんなに距離が離れている場所にあったとしても、私の脳が「ニオイ」という五感の一つに自動的に変換して対象物を感知する能力が中学生の頃から目覚めていたため、これまでの経験上から今回のニオイに対しても「ああ、これはそこにいらっしゃるな」とすぐに直感した。

     

    ※ただ、この能力が毎日自動的に発動してしまうと大変不便さを感じたため、

    あれから自分なりに能力を衰えさせようと意識したせいか、現在ではたまに

    この能力が発動する程度となった。


    それにこの稲荷社は、本社殿のすぐ脇という境内の神域内に建っているため、低級な波動をはなつものは立ち入ることができず、そのためこの存在についても不安を感じることはなかった。おそらくは、稲荷社を護る眷属の中の1体であろうと思いつつ、拝殿の前へと歩み寄ってみると、お社の中に賽銭箱があるのにふと気がついた。

     

    ◎お賽銭を入れるのが難しい賽銭箱

    賽銭箱は、閉められた格子状の扉の中にあり、さらにその扉から数十センチほど離れた奥に設置されていた。格子状の扉は手で開けられたのかもしれないが、しかし一般の参拝者がお社の扉を手で開けるなどという、規律には大変厳しいであろう、お稲荷様の眷属がいる前で、そのような失礼なことができるはずがない。


    しかも、「扉から数十センチ離れた場所」に賽銭箱があるというのがミソで、お賽銭は投げずにすべらせて入れるという、賽銭投入時のマナーを容易に実行することができず、格子状の間隙をうまく通過させ、かつ数十センチの距離感を把握しながら絶妙なアンダースローで見事にお賽銭を投げ入れなければならないという、非常に難易度のある、高度なテクニックが要求されるのである。


    このような、ある意味で「お稲荷様の試練」ともとれる状況を目の前にして、ちょっと面倒くさいからもうこのまま帰るか、などという失態をさらすわけにもいかない。


    ならば、いざ100円玉を手に持ち、軽く反動をつけながら投入してみたところ、案の定、格子状の扉にお金がぶつかって賽銭箱のすぐ手前で下に落ちてしまった。

     

    しかし、例え賽銭箱に入らずとも、結局は「お社の中の床に落ちる」仕組みになっており、お稲荷様側としては取りこぼしがなく、何という優れた構造形態になっているのかと、その回収システムに思わず感心してしまった(笑)。

     

    私「さすがお稲荷様、簡単には入れさせてくれませんね。よし、もう1回

      挑戦します!」

     

    お賽銭を何回で賽銭箱に投げ入れられるかを競うゲームではないのだが、次こそは入れようというチャレンジ精神が功を奏したのか、2回目で見事に賽銭箱に投入できた。

     

    心の中で「おぉ、入った」と軽く高揚しながら、ここでも特に自分のお願い事はせずに、日頃の感謝とあわせて早く新しい鳥居が完成しますようにと祈願をして神社を後にしたのだった。

     

    ※partへ続く

     


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