【印象的な夢12】今は亡き恩人と感動の再会、涙のお別れ1

その功績 はかり知れず

今から十数年前のことですが、当時の私は自治体の歴史編纂事業という仕事に携わっていました。

その内容は、昔から地元で受け継がれている生活習慣や伝統芸能をはじめ、生産・生業の成り立ち、社会生活の規則や神仏信仰などのいわゆる「民俗」という分野について調査をし、それらの膨大な史資料をまとめ上げて本を完成させるという大規模な事業で、その一員として多忙な日々を送っていました。

私の生まれ育った地元の歴史であるとはいえ、まだ若造だった私には大変難しい分野であり、かつてこの地域にはこういうものがあって、こういう行事をやっていた、などといったことはさっぱりわかりませんでしたが(わかるはずがないと言ってもいいです)、しかし貴重な勉強をさせてもらっているのだという気持ちを常に持ち、やりがいを感じながら仕事をこなしていました。

その中で、とある地区に住むGさんという70代なかばの男性の方が、地元の民俗風習や昔ながらの伝統行事について非常にお詳しく、何かわからないことがある時には、私はきまってこのGさんのもとを何度も訪れて、たくさんのことを教えていただきました。

これはオーバーな話ではないのですが、このGさんのお話を何度も聞くことができたからこそ、細分化された本の内容に仕上げることができたと言っても過言ではないほど、Gさんの功績はとても大きく、私自身も何度も助けていただいた恩人であると言える方なのです。

最終的には、およそ4年近くの歳月をかけ、大勢の地元の古老たちの古き知恵と、代々受け継がれてきた歴史の重みがたくさん詰まった全800ページを超える本が無事に完成し、私たち編纂員としても事業成功のお祝いをすることができました。

【イメージ】多くの方々のご協力により、〝いにしえの知恵​〟がぎっしりと詰まった後世へと残せる本が完成しました

 

訃報を知る

そのGさんが、お亡くなりになったという訃報を聞きました。

まさか・・・あれだけいつも元気だったGさんが・・・

ああ、そういえば思い出した!今から3年ほど前になるか、私の車が車検なのでいつもの整備工場に入庫した際に、たまたまそこへGさんが来たんだった!そこで、今まで大変お世話になったことを改めてお礼をしたんだった。そうだ、あの時にも会ったんだ。

でもまさか、あの時が最後のご対面となってしまうとは・・・。

とても悲しい思いでいっぱいでした。

 

Gさんが夢に現れる-おだやかな魂の波長

そんな恩人のGさんが、なんと夢に現れたのです。

夢の場所は、私の家の庭でした。その庭に、Gさんが杖をついて立っておられたのです。

私「ああ!Gさんだ!」

しかし、私がGさんの所へ近づこうとしたその時、なぜかその前には大型の犬が一匹いました。犬の飼い主がリードを引っ張っても全然動かず、Gさんをにらみつけるようにじっと見ているのです。

その様子を見て、これはまずいと思った私は、とっさに「自分の身を守るシールドのようなものはないか?」と思うと、急に左腕に丸いフタのようなものが現れたのでした。

そのフタをシールド代わりにして犬の顔に近づけたところ、何とその犬から、ちょっと不思議なメッセージが私の心に伝わってきました。

犬「いや、別に噛みつこうとしていたわけではないんだけど、このおじいさんがこの世の人間じゃない「あの世」の存在なので、ただじっと見てただけなんだど・・・」

と、ええ?そうなの⁉と思いつつも、そのフタを恐る恐る犬の顔にあててグイグイと押してみたところ、本当に噛みつくことはせずに、口をつぐんだままちょっと不機嫌な様子で「いや、ちょっとまって、別に噛みつかないから。見てただけだから」みたいな表情を浮かべながら、飼い主と共に後ろへ下がっていきました(笑)。

【イメージ】目の前にいた大型の犬は、Gさんが「この世の者ではない〝あの世​〟の存在」であるということを見抜いていました

そのまま、「ったくもう~しょうがないなぁ」みたいな感じで飼い主と共に向こう側へ走って行ったのを見て、やっとGさんに声をかけることができました。

私「Gさん、ご無沙汰しています!」

Gさんは生前の姿と何ら変わらない様子でしたが、杖をついているのは初めて見たな~ということと、まるで仙人のような衣(色はベージュでした)を着ているのを見て、「ああ、Gさんはあの世での霊的修行をしっかりとこなされているんだな。魂がおだやかな波長だなぁ」ということを感じることができました。

もうこの時点で、感動してうれし涙がこみ上げてきます。Gさんも私を見て、にっこりとほほ笑んでくださった顔がとても印象的でした。

※次回2に続く

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