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・・・この本の内容って、本物を見た人の表現そのものだと感じる
著者のアーディ・S・クラーク博士は、過去20年もの間にアメリカやカナダ、中南米や南太平洋諸国などの先住民族たちを取材で回り、およそ一千件にものぼるスターマンとの遭遇体験談を集めてきました。
その中で、アメリカとアラスカの大地に暮らすインディアンたちの取材記録をまとめたものが本書となります。
実際に読んでみて驚きましたが、非常に生々しい出来事が掲載されています。スターマンと実際に遭遇した方々がその様子を赤裸々に語っていますので、当たり前といえば当たり前なのでしょう。
逆に、もしこれが全部作り話だったら、なんて想像力が豊かで、かつ創造性に長けた人たちなのかと、みんな作家になれるんじゃないの?と感心してしまうほどの内容です。
取材を受けた人たちのおよそ75%がインディアン保留区に暮らす人たちで、テクノロジーが発達した現代文明に熟達した人もいれば、テレビや携帯電話すら持たず、古代から受け継がれてきた習慣や儀式を重んじ、その知恵を生かして生活をしている人たちも含まれています。
クラーク博士は、これらインディアンたちのリポートについて「他に類のない極めて個人的な出来事の告白の数々」と記しております。
確かにこのような赤裸々な体験談って今まで表に現れにくいものでしたが、つまりそれは公として公表せずに〝個人的な出来事〟として心にとどめたものだったからあまり知られなかった、とも解釈できるかもしれません。
事実、それを証拠に体験者の多くは世間の注目を浴びることを望まず、むしろ体験談を話すことによって自分たちの保留区が余計な注目を浴びて目立ってしまうのではないか、と恐れていたそうです。
ただ、これまでに先人たちから伝え聞いた不思議な伝説やスターピープルについての話を身近に知っていたので、なぜスターピープルが地球にやってくるのかという目的を知ってもらうことと、基本的に匿名での掲載を条件として、クラーク博士の今後の調査や執筆活動のために少しでも役に立てればという協力的な気持ちから、インタビューに答えてくれたそうです。
素晴らしい。だからこそ、私を含めた「未知なる存在との遭遇体験談ファン」たちがこの本を手にすることができたわけですね。感謝申し上げます。(_ _)
主な章立ては、第1章~第28章まであり、それぞれで体験者が当時の様子を回想しながら語っています。下記にかいつまんで中身をちょっとだけご紹介します。
●【第4章】異星人を撃った男 ショーンシーの体験
「うちのおじいちゃんは異星人を撃った男として、保留区内で知られているんです」
ショーンシーの孫であるスーザンの一言です。・・・てか、おじいちゃんさ、異星人を撃っちゃったの!?マジですか。( д)゚゚
ショーンシーは、飼い犬のブルーサンと共に暮らしていました。そんなある日、二人の前に〝やつ〟が現れ、ブルーサンに興味を持っているようでした。それを見たショーンシーが怪しいと思い、やつをめがけて発砲しましたが、それでも上体を起こしてショーンシーの前に立ちはだかります。
どうやらやつは、危害を及ぼすスターマンではなく、主人の命令を忠実に聞くブルーサンを欲しがってる様子だったので、それはできないと散弾銃を構えたところ、さすがのスターマンもそれが何を意味するのかを理解したようでした。そして、宇宙船を着陸させた丘の上まで一緒に歩き、やつは帰っていきました。
しかしその後、ショーンシーが亡くなり、ブルーサンだけが残されてしまったのです。果たしてブルーサンの運命はいかに・・・。
●【第14章】スターピープルのハート サムの体験
「神が宇宙を創造したときに、母なる地球だけに生命を誕生させたと思うかい?」
サムは地元の人々から愛される長老であると共に、部族の伝統への造詣の深さでよく知られる存在でした。
そんな彼が祖父からもらったものに、大変奇妙なものがありました。サムはそれをクラーク博士に見せると、博士は思わぬ反応をします。なんとそれは、石化した心臓だったのです!
博士がそれをよく観察してみると、通常の心臓は心房と心室のペアが左右にあってそれぞれが独立した形で動いていますが、なんとこの心臓には心房と心室のペアがさらにもう一個ありました。
サム曰く、それはスタートラベラーの心臓で、先祖代々受け継がれてきたものであり、ずっと昔の時代に地球に一緒に住んでいた存在だそうです。そして、地球の女性と結ばれたのだそうです。
ところが、そこで予期せぬ悲劇に見舞われ、彼たちの運命が引き裂かれてしまったのだと語り出します。その悲劇とは一体・・・。
体験談のみならず、その前後の物語まで載っているので情景がわかりやすいですね。以下、出版社からのコメントを一部掲載いたします。
「これまで出されてきたこの分野の本の中で最高のもの」と本国で絶賛されベストセラー・ノンフィクション作品です。
Amazonでは試し読みができます。序章だけでも一度のぞいてみるのもおもしろいでしょう。
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