【北関東】足利・縁切り・縁結び参りpart2

十王のお裁きを-閻魔大王が祀られているお堂へ

まずは、今回の参拝旅行の拠点となる栃木県足利市へ、福島から電車を乗り継いで向かいました。

福島と栃木は隣の県だけあって親近感があり、車でも電車でも行きやすいという感覚があります。数年前に日光東照宮まで車で行ったことがありますので、ならば今回の参拝も自分の車で行くかと当初は考えていました。

でも、普段から電車もバスもタクシーも全く乗らない私にとって、こういう機会でもなければ公共交通機関を使うことはないだろうとも思えましたので、車はやめてゆっくりと電車の旅にしました。

電車の旅で必須なのがモバイルSuicaですね。以前には通勤でSuica定期(カードタイプ)を使っていましたので、その便利さはよくわかっていました。ただモバイル版は初めてだったので、スマホでの設定手順をネットで確認しながら完了させ、実際にモバイルSuicaを使ってみるとこれもメチャクチャ便利でしたね!切符を買う手間が省けるってこんなにも楽なのかと改めて実感しました。

さて当日、アプリで乗換案内を確認しながら、電車に揺られて一路、足利駅に到着。そこから最初の参拝箇所である閻魔大王様が祀られているお堂へとお参りをしました。その様子を下記に掲載いたします。

 

1日目(2023.9.14)参拝箇所

・瑠璃山医王寺 利性院(えんま堂)
・場 所 栃木県足利市井草町2388
・創 建 明暦年間(1655)頃
人が死してから三途の川を渡り終えると、十王による生前の裁きが下されるといわれ、その中の1人が閻魔王で地蔵菩薩の化身とされる。明治の大火の際、信徒の手により閻魔大王像の頭部だけが救われたとの言い伝えが残る。1月と8月の16日は「やぶいり」といわれ、えんま様が休みを取る日なので、その日に合わせて閻魔大王祭が開かれている。朱塗りの大きなえんま様が鎮座し、地元では「井草のえんま様」の愛称で知られる。

◎十王信仰とそれぞれが裁く罪の内容

十王名 審判日 裁く罪、役割
秦広王 初七日 殺生
初江王 二七日 偸盗(盗み)
宋帝王 三七日 邪淫
五官王 四七日 言葉・邪心
閻魔王 五七日 六道への転生を決定
変成王 六七日 六道の内容を決定
泰山王 七七日 性別、寿命を決定
平等王 百か日 遺族の貪欲
都市王 一周忌 遺族の怒り
五道転輪王 三回忌 遺族の愚痴

※下記写真は縦サイズ(スマホ撮影)と横サイズ(デジカメ撮影)の2タイプを掲載しています。

まずは足利駅に到着です。駅の北口から歩いて鑁阿寺方面へと向かいます。

 

お堀の向こう側に足利学校が見えてきました。

 

そして交差点を曲がり、石畳の道路を進んで行くと鑁阿寺に到着です。でも鑁阿寺にはまた後から来るとして、ここから少し離れたえんま堂の方へと向かいます。鑁阿寺の前を西へと行きます。

 

突き当りの交差点を左に行くとすぐのところにあります。赤いのぼりが目印です。

 

到着です。少し狭い路地の奥にお堂があります。

 

明治の大火の難を逃れたえんま様は、家内安全や交通安全、学業成就などのごりやくがあります。

 

こちらがお堂です。地区の集会所を兼ねています。

 

まずはここでご挨拶をいたしました。集会所にはカギがかけられているので、外から中の様子はよく見えませんでした。

 

えんま堂の説明です。明治の大火の際には、信徒のファインプレーによりえんま様の頭だけが救われたとのことです。ナイス!

 

えんま様の御朱印は、ウチダメガネさんでもらえるとのネット情報があったので、先ほどの通りに戻って2軒目にあるウチダメガネさんへ行きました。

 

ここのメガネ店の方が大変親切な方で、えんま堂について丁寧にご説明をしてくださり、お堂の中も見せていただきました。こちらが十王像です。

 

おおーー!えんま様が大きい!顔が…こわ…くはない…と思いたい(笑)。

 

向かって左側の像です。上段左から秦広王、初江王、宋帝王、五官王、変成王、右下下段に奪衣婆です。

 

こちらが奪衣婆です。三途の川のほとりにいて死者の衣をはぎ取るおばあさんです。

 

向かって右側の像です。上段左から泰山王、閻魔王、平等王、都市王、五道転輪王です。

 

お堂の裏には六地蔵石幢がありました。六角形になっているそれぞれの面に六体のお地蔵様が彫られています。あ、写真下部に写っている白いワンちゃんは、ウチダメガネさんにいたワンちゃんです。一緒にお堂参りのお散歩に来ました。

 

六地蔵石幢の説明です。かつてこの地には罪人の処刑場があり、そこにえんま堂が建てられたそうです。

 

御朱印がこちらです。えんま様がすごい迫力ですね!いい記念になりました。

 

・瑠璃山医王寺 利性院(えんま堂)

※part3へ続く

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