今から150年以上前に起こった「戊辰戦争」。
今回訪れた白河市もその戦場の舞台となりました。この地での内戦を「白河口の戦い」といい、会津や仙台藩などの奥羽越列藩同盟側と新政府軍との攻防戦が、およそ100日間にわたって繰り広げられました。
激戦の末、白河小峰城の本丸御殿や門などが焼失。その後に復元されたものの、東日本大震災で再び甚大な被害を受けて石垣などが崩落しました。
それでもなお、工事関係者の協力や有志たちからの寄付金などにより、現在でも完成に向けて復元工事が着々と進められています。
今回は名所・史跡巡りとしまして、散歩がてら小峰城を見学して来ましたので、その様子をご紹介いたします。
久しぶりの訪問となります。
二の丸と本丸を結ぶ重要な門だった清水門は、現在復元工事中でした。
工事中のため、お城へ行くには足場をのぼっていきます。
石垣が見えてきました。
さらに階段をのぼっていきます。
おおー、見えました。
いや~、立派ですね!と、ここでちょっとご説明をすると、実はこれはお城(本丸)ではなく、もともとその横にあった「三重櫓」を復元したものです。普通はこれがお城だと思ってしまいますよね。
ただし三重櫓とはいえ、当時は新たに城を造ることを禁じられていたため、この櫓が実際には天守と同等とみなされていたそうです。
三重櫓の説明板がこちらです。
そしてこちらが本丸跡です。かつては700畳もの広い御殿が建っていたそうです。
本丸跡の説明板です。
三重櫓の中は無料で見学ができます。
先ほどの三重櫓と天守についての説明板がありました。
戊辰戦争の激戦地だった稲荷山。そこにあった大杉からは、多数の鉄砲玉が発見されました。
激戦の生々しさが伝わってきます。
2階へと行けます。階段が急なので注意です。
2階内部です。
さらに上へ。最上階へとのぼります。
最上階内部です。
天井部です。
狭間(さま)からは地上部が見えます。ここから狙い撃ちをしていたのでしょうね。
見学を終えて再び本丸の跡地へ。ここからは市内が眺望できます。
置かれていたチラシには、お城巡りが記録できる「攻城団」なるものが紹介されていました。おもしろそうですね。
ここ最近は、お城に限らず名所や史跡巡りにあまり足を運んでいませんでした。
こうして歴史ある場所をゆっくりと歩いてみるのもいいですね。また散歩がてら訪れてみたいです。
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