※前回のあらすじ
バインダーを片手に持ち、周辺の家々や住民たちを調査していた私は、地図には載っていない秘密の集落を発見しました。
いざ、そこに足を踏み入れて調査を進めていた時に、今は亡き武人と出会うことになったのです。
さて、その武人とは・・・
その集落に入ってみると、特に変わった様子はない、おだやかな日常を送っている様子が見受けられました。
住民たちは、私が調査員であることに気がついているのかどうかはわかりませんでしたが、特に気に留めることもなく、仲間たちと和気あいあいと会話を楽しんでいます。
そのまま歩を進め、集落の中ほどに行くと、人の背丈の2倍ぐらいはある半円状の大きな土盛りがあり、その先には何があるのかが見えないようになっていました。
土盛りの周囲を見てみると、真ん中の部分の土が削られて上り階段が造られてあったので、そこを上ってさらに奥へと進んでみました。
すると・・・
そこは野球場のグラウンドぐらいの大きさの広場となっており、その一番奥には、目測で高さがおよそ20mぐらいはあろうかというほどの大きなお墓がありました。
お墓といえば、以前に西郷隆盛が出てきた夢を見たことがありますが、この西郷さんのお墓は東京タワーぐらいの大きさがありました。
(その記事はこちら【印象的な夢3】巨大な西郷隆盛のお墓)
今回のお墓は西郷さんまでは大きくはありませんでしたが、しかしそれでも通常よりも何十倍もの大きさがあり、周囲はきれいに整備され、たくさんのお花も供えられていました。
きっとここの住民たちによって、手厚く供養されているのだろうと感じました。
これだけ大きなお墓ですので、ここに眠る者はさぞやただものではないだろうと思い、お墓の前まで行ってみました。
すると、墓石の表面には何やら文字が書いてありましたが、難しい漢字ばかりでほとんど読めません。
それでも、「何か意味が知りたい」と思い、その文字に意識を集中してみると、なんと文字の一部分が浮かび上がってきました。
そして、そこには「路征(ろせい)」と書かれていたのです。
私「路征、そうか、路征さんという方のお墓なのか」
次の瞬間です。突然、その大きな墓石よりも、さらに少し大きめで、右手に剣を持って鎮座する、半透明の勇ましい巨大な武人が現れたのです!
私「うわー、すごい!ものすごく強そうだ!」
半透明の体からは力強いオーラを発しており、顔のあたりがあまりハッキリとしていませんでしたが、その姿からはかつてはとても勇猛な武人だった、という印象が一目見ただけで伝わってきました。
その迫力に圧倒された私は、そのまましばらく巨大な姿を見上げていました。
そして、あ!と気がついたように、膝をついて手を合わせ、路征さんにこのようにお願いをしてみました。
私「私も路征さんのように強い人間になりたいと思います。どうかそのパワーを頂ければと思います」
そう言い終わって顔を上げてみると、直径がおよそ20㎝ほどの、黄金色をした柔らかい丸い光がゆっくりと上から降りてきました。それが私の顔に当たったかと思うと、光がパンッ!とはじけて、そのまま吸い込まれるように頭の中に入ってきました。
そして、路征さんは次のように話し出しました。
路征「お前には、すでにその力が備わっている」
私 「えぇ!? 」
驚きました。私にはすでに備わっている?そんな大きなパワーが⁉
そんなはずはないだろうと思っていると、少し間をおいてから路征さんはこのように言いました。
路征「・・・ただし、それを引き出すまでには至っていない」
その言葉を聞いた時に、「まさか⁉」という、思い当たるものが脳裏を巡りました。
そこで夢が終わり、私はゆっくりと目覚めたのでした。
実は以前に、チャネリング界では著名なテリーサイモンズさんのグループセッションを受けたことがあり、その時に「あなたの内側にはドラゴンがいます。とてもパワフルです」と言われたことがあります。
(その記事はこちら【不思議体験記24】アシュタールが語った私の使命と過去世part4】)
おそらく、路征さんが言った「お前にはすでにパワーが備わっている」という意味は、きっとこのドラゴンのことだったのではないか、いや、むしろそうとしか思えないのです。
そう考えると、テリー氏と同じように路征さんからも内に秘めたドラゴンに関することを言われるとはかなり驚きであり、改めて自分の中にいるパワフルで頼もしい存在を感じ取ることができました。
また、続けて言われた「その力を引き出すまでには至っていない」という言葉については、裏を返せば「それを目覚めさせることが今後の課題でもある」ということにもつながると言えるでしょう。
今回の夢にはこういう意味が隠されていたのか・・・そして、私の心の中にいる、いまだ眠れるドラゴンを目覚めさせることも、私に課せられた使命なのであるということにも気づかせていただきました。
そういう解釈にたどり着くと、なんとも奥が深い夢だな~と思えます。
住民たちに手厚く供養され、そして魂となった今でも、その姿からはパワーが溢れ、威厳に満ちていた路征さん。
これをお読みになられているあなたも、もし私と同じように「夢の中」でこの場所へ訪れることができれば、きっとあなたも路征さんから大いなるパワーと気付きを与えられるかもしれません。
夢のようなお話に聞こえる、まさに夢の中での本当の出来事でした <(_ _)>
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