【不思議体験記15】占い師による前世鑑定と前世体験

自分は過去世において一体何者だったのか、ということは以前から興味を持っていたことである。

ネットでも過去世というキーワードについて検索してみると、人によっては生まれてくる前の記憶が残っているという者もいるそうで、江戸時代では武士だったとか、フランスに生まれた時代では貴族だったなど(その根拠についてはあえてここでは問わないが)、そのような記述を目にすることがよくある。

貴族と言って思い出すのは、以前にとあるショッピングセンターの2階の販売ブースの一角に、狭いながらも占い師のコーナーがあったので、興味本位で鑑定をお願いしてもらったことがある。こういう占いは実は初めての経験だったのだ。

座席に座ると名前と生年月日を紙に書くように促された。どうやらこの占い師は、それだけで私の前世や運勢などがわかるらしい。

その際、今でも少しゾッとする記憶があるのは、私が記入した紙をジッと見つめていた占い師が、顔をあげて私の方を見た時に、その顔がさっきとはまるで別人に近い表情をしており、目の焦点も私ではなく、私と占い師の間にあるわずかな空間を見つめながら鑑定をしていたことである(この空間に何かが見えているという感じだった)。

そして言われたのが「あなたはかつて貴族として生まれていた時代があります」というものだった。この時に貴族と聞いて思い浮かんだのは諸外国の貴族だったが、実際にどこの国の貴族かまでは聞きそびれてしまった。運勢もそんなに悪いことを言われたわけでもなく、その後もいろいろ話を進めているうちに先祖供養についての話になったので、自分ではあまり理解できるものではなく、鑑定も時間制だったことから約30分で退席してきた。

それから2年後ぐらいのこと。もう一度そのショッピングセンターの2階の販売ブースに行ってみると、あの時と同じ占い師がいたので再度鑑定をお願いしたところ、「あなたの過去世は貴族でした」と、全く同じことを言われたことがある。

鑑定結果が2回も同じだったことには少々驚いたが、あの占い師は私のことを忘れずに覚えていたのだろうか。いやそれとも、「貴族」という、それを聞いてどことなくうれしい気分にさせられてしまうような決まり文句を、どんな人にでも伝えているのだろうか(笑)。

●高次の存在からメッセージを受ける
その後、もっと過去世というものについて調べてみたいと思った私は、ネットで検索している時に、とあるCDショップが目にとまった。そこで販売している商品を見てみると、主にメンタル(癒し)系のものを扱っていたが、その中に前世催眠誘導というものがあった。

その内容は、「ヒプノセラピー」という方法によって、自分の過去世に戻って当時の記憶を呼び覚まそうというものである。CD1枚自体の値段が少しお高いと感じたが、ここまで自分が過去世のことについて調べることになろうとは思いもしなかったので、何かの意味があるのだろうと思い、このCDを購入してみた。

数日後にCDが届き、説明書に書かれている通りに実践してみたところ、自分でも想像もしていない映像(一部は断片的な画像)が頭の中に浮かんできたので、その内容を下記に記載する。

ハイヤーセルフとの対面。大きな宮殿にいる。高い。
(ここで、どこかの街並みが見えてくる。区画された四角い場所)
広い屋敷が見える。大勢の人。若い。時の権力者。
力を持っていたが、それを全て発揮することができなかった。
周りの意見に流されてしまった。周りの意見を採択した。
自分のやりたいことはいっぱいあった。まだまだたくさんあった。
しかし、それらをやり残したままこの世を去った。病気だろうか。
多くの者がいた。悲しんでいる。私に仕える者は皆本当によくやってくれた。
そういう人物が多くいた。忠実に働いてくれた。

※ここまでが映像(一部断片的な画像)として見えたものである。
この時代が一体いつの時代なのかは正確には判明できなかったが、
その情景や?心?で感じたものから判断すると、どうやら室町時代
の頃の人生であるようだ、という見解に至っている。

《ハイヤーセルフからの助言》
大きな権力を持ったとしても、その力を全て使えるとは限らない。
むしろ、大きな権力など持たなくてよい。
ただ、学ぶためには、時として権力というものが必要なこともある。
多くのことをやり残してこの世を去ったので、
この現世では自分が考えていることをもっとやりなさい、とのこと。
ただし、この世のルール(法律)をわきまえながら、
その許されることを実践していきなさい。
自らが、こう思ったことをやっていきなさい。
ハイヤーセルフは、いつでもそばにいる。
光の次元と心を通わせなくても、いつでもそばにいる。

【補足】

あの占い師は今でもあそこにいるのだろうか…と、そんな思いがふと頭をよぎる今日この頃です。まあ、例えまだいたとしても、もう鑑定をお願いすることはありませんが(笑)。

自分の過去世というものには以前から興味を持っておりまして、それについて書かれた本などをよく読んでいました。さらにここ数年前からは、「退行催眠」についても知りたいと思い、魂の臨床研究においては第一人者でもあるマイケル・ニュートン氏をはじめ、国内外を問わずその分野で研究をされている方々の著作物を広く読むようになりました。

そして、実は私自身にも、思いがけない「自分の過去世」にまつわる不思議な出来事があるのです。

それは、ある日の早朝、寝ている時にいきなり半覚醒状態の意識になり、その時に「自分の過去世」というインスピレーションが入ってきました。

その直後に、人物名が4名、それとヨーロッパの国名、そしておそらく当時の職業の役職名であろうと思われるものなどが、次々と頭におりてきたのです(この時の様子をうまく表現するのが難しいですが、半覚醒状態の私のそばに誰かがいて、これらの人物名などを私に「伝達してきた」、という言い方にも置き換えられるような感覚でした)。

人物名4名のうち、実際に歴史上で実在した者が3名いることが判明し、さらにそのうちの1人については、同時にインスピレーションで入ってきた当時の役職名と思われるものと、なんとピタリと一致したのです!

初めて聞く人物名と、その人物の当時の役職名が一致するという、想像を超えた何とも摩訶不思議な共通点を目の当たりにして、とても偶然では考えられない、言いかえれば?必然たる精妙な一致?とでも言えるものが働いたとしか思えません。

では、具体的にどんな歴史上の人物名などがインスピレーションとして入ってきたのか、その中身についてこのブログでご紹介しようと思いましたが…、今のところ、それは保留中としています。

(※ただ、はじめにでも記載したように、今まで私が体験してきた不思議な
出来事を、特にスピ系の分野に理解のあるごく一部の方を対象にして読
んでいただくために書き上げた『不思議体験記』には掲載してあります)

この自分の過去世については、現在でもその本質的な部分を自分なりに追究しているところです。今後さらにいろいろな発見などがあり、内容がまとまった状況になった時には、ブログ用として公開を検討したいと思っております。

◎コメント、応援メッセージはこちら