【不思議体験記31】ミラーに映ったおじいさんは・・・

ここ数年、昔に比べて不思議な体験が少なくなってきたかな、と感じているクニです。

いや、いいんですよ、特別になんでもかんでも不思議というものにこだわる必要性はありませんので、普通でいいんです。普通が一番です(^^)

とはいえ、日常では様々な出来事が起こりますが、それらをいつもとは違った視点でとらえることによって、そこに〝いつもではないもの〟が見えてくる可能性があるわけです。

今回の内容は、今から半年ほど前のことになりますが、何も変わらぬ日常の中で、ほんの一瞬いつもとは違ったものに気がついた、ということから事態が発展したと言える不思議な出来事をご紹介します。

 

いつもと変わらぬ日常と風景-しかしそれが毎日とは限らない

その日は仕事が休みで、車で出かける時のことでした。

庭から車を出す時は、後方に誰もいないことをミラーで確認しながらバックで出て行きます。その時、バックミラーにお隣さん家の車庫(ピロティのガレージ)が映ります。

そのガレージから、もしも急にお隣さん家のだれかが出てきたら危ないですので、いつも注意をしながらバックをしています。

その日も、ガレージ周辺にだれもいないことをまずはバックミラーで確認し、次にサイドミラーで左右を確認しながら、もう一度視線をバックミラーに移したところ、お隣さん家のおじいさんがガレージの中に立っていて、こちらを見ている様子が一瞬映りました。

私「ん?おじいさん・・・これから散歩かな?」

おじいさんと私の車の距離は5m以上は離れており、かつガレージの中に立たれていましたので、特に危険なことはなく、ミラー越しではありましたが私は軽く会釈をしてそのまま出かけました。

【イメージ】車でバックする際、バックミラーにお隣のおじいさんがガレージに立っている姿が映りました

ここまでは特に変わったことはない日常の一コマとも言えますが、しかしこの状況を後でよくよく考えた時に、実はすでにおかしなことが起こっていたことなど、この時には全く気がつかなかったのです。

 

おじいさんは2か月前から入院中

それから数時間後に帰宅した私は、自分の部屋でテレビをみていた時に、ふいに今日出かける時のことが頭に浮かびました。

私「そういえば今日、隣の家のおじいさんがガレージにいた・・・いや、ちょっとまって、おじいさんって、まだ入院中のはずだよね

そうなのです。

実はおじいさんは、この日からさかのぼること2か月ほど前、お嫁さんが運転する車で病院にリハビリに行ってきた帰りに、自宅の玄関前で転倒してしまい、お嫁さん1人ではおじいさんを起こすことができなかったため、私の家に助けを求めてあわてて駆け込んできたのでした。

そして病院に緊急入院し、結果的には足の骨(おそらく大腿骨だと思われます)を折る重傷となったのです。

私「えっ、もう治ったの?」

おじいさんの年齢は80歳を超えていますので、回復に時間がかかるでしょうし、リハビリも必要になることを考えると、果たして2か月ほどで治るのかどうか疑問がありますが、場合により経過が順調だったので退院できたのかなとも思いました。

しかしながら、またここでも、いくつか不可解な点があることに気がついたのです。

 

不可解な点(1)足を骨折しているのに立っていた⁉

昔から町内会の役員などを歴任し、顔も広く話も達者なおじいさん。朝の仕事前にやる早起き野球などにも参加され、とても活動的でした。

ただ、詳しいことまでは存じ上げませんが、数年前からどうやら内臓系の病気がひどくなり、数ヶ月入院しては退院し、また入院するということを繰り返されていました。

退院してくると、庭の周りを散歩している姿をよく見かけていましたが、しかし今回の場合はそうはいきません。足を骨折しているため、散歩どころか1人で立つことさえもおそらくできないはずだからです。

私「じゃあ、なんであの時にガレージに立っていたの!?」

ごく当たり前な疑問がわき起こりました。

 

不可解な点(2)ガレージの中にもいなかったはずなのに…

さらに、上記に記載した部分を抜粋しますが、

「その日も、ガレージ周辺にだれもいないことをまずはバックミラーで確認し、次にサイドミラーで左右を確認しながら、もう一度視線をバックミラーに移したところ、お隣さん家のおじいさんがガレージの中に立っていて、こちらを見ている様子が一瞬映りました」の部分です。

つまり、ガレージ周辺に(ガレージの中にも)だれもいないことをまずはバックミラーで確認したは、次に左右を確認した後に(この間約5秒ほど)、もう一度バックミラーを見たところ、なんと直前までだれもいなかったはずのガレージの中に、なぜかおじいさんが立っているのを見つけたわけです。

直前までだれもいない空間に、わずか数秒の間で、しかも足を骨折しているおじいさんがその場に立つことなど、どう考えてもあり得ないことです。

ただし、おじいさんがもともとガレージ内にいたのをミラーで見落としていた、ということも全くないとは言い切れません。が、あの時は車をバックする際に後方に人が誰もいないことを最初にしっかりと確認してバックしていましたので、おじいさんを見落としたとは言い難い状況なのです。

それなのに、だれもいなかったガレージ内に突然おじいさんが立っていたというのは・・・この不可解な謎を解く手がかりがは見つかりませんでした。

ところが、そんな思いをよそに、この後にまさか本当にそんなことがあるのかというような、衝撃的でもあり、またとても悲しくもなる出来事が訪れたのです。

 

突然の訃報

その翌日のことでした。

隣のお嫁さんが我が家にやってきたのですが、どうも元気がありません。その姿を見て、なんとなくではありますがあまりよくないような、という予感がしました。

そして、お嫁さんは小声でこのように話されました。

お嫁さん「あの・・・実は昨日、おじいちゃんが、病院で亡くなりまして・・・」

ええー!?という驚きとともに、本当に悪い予感が的中してしまいました。まさかというような訃報だったのです。

お話を伺ってみると、ここ数か月はずっと入院生活を送っていたそうです。あのお歳で、内臓の病気を抱えながら骨折の治療もされていたことは、とてもおつらかったことでしょう。

ずっと入院治療をしていたと話をされていましたので、やはり家に帰ってきてはいなかったわけです。

じゃあ、亡くなる前日に私がガレージで見たおじいさんは一体・・・。

このような悲しいお話を聞くことになろうとは思ってもみませんでしたので、もちろんのこと、昨日私が見た不可解な出来事をお嫁さんに伝えることなどはせずに、そっと自分の胸にしまいこみました。

 

家族への最後のお別れ

これは、もしかしたらという解釈の一つになりますが、おじいさんはきっとあの時、最後のお別れのために家に帰られてきたのかもしれません。

その時、たまたま私が車で出かける際に、ガレージで「おじいさんの姿をした魂」に遭遇した、ということなのかもしれません。

そのように私なりに解釈をしたいと思います。

 

いつも元気で話し上手だったおじいさん。

これまでお世話になりました。

ご冥福をお祈りいたします。

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