慈覚大師円仁が開基―岩角寺参拝part1

朝晩はずいぶんと冷え込み、雨も冷たさを感じるこの頃となりましたね。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

前回、「本・アイテムの紹介」で桜井識子さんの新刊本を掲載させていただきました。そこには、識子さんが福島県本宮市にある岩角山岩角寺(いわつのさんがんかくじ)を参拝した様子が書かれています。

岩角寺は、天台宗第三世天台座主・慈覚大師円仁によって開基された寺院です。円仁さんは唐に渡って仏教を学び、日本に多くの教義や文化を持ち帰りました。帰国後は全国各地に寺院を建立し、仏教の普及に尽力されました。

比叡山延暦寺の直末寺としても宗教的背景を持つ岩角寺は、江戸時代に西国霊場33ヵ所の観世音や菩薩、天王、天神など、その数実に808躯が境内や山道にある岩に線刻されている霊場でもあります。

山頂からは南に那須連峰、西に安達太良山脈、北には吾妻連峰を一望でき、まさに“俗塵を離れた仙境”と呼ぶにふさわしい景観が広がります。

識子さんが出版された新刊本を読んで、私の地元である福島にそのような霊験あらたかなお寺があったことを知り、ぜひとも参拝に行きたくなりました。

今回はそんな思いに導かれて、秋晴れに恵まれた10月に岩角寺を参拝しましたので、その様子をご紹介いたします。

※写真枚数がかなり多くなったため、part1&part2と分けて掲載します。また、境内にある金花水不動尊の水たまり場に21年振りとなる「金の花」が出現した非常に珍しい写真と動画、および岩角寺の展望台からのぞむ安達太良山からのパワーが入った動画ものちほど掲載予定です。

爽快な秋晴れのもと、初めて岩角寺を訪れました。

 

岩角山の全容です。

 

こちらが岩角山の由来です。難破しそうになった船を毘沙門天が救ってくれたそうです。

 

さあ先へ進みましょう。

 

六地蔵さんたちがお出迎えしてくれます。

 

ご朱印をもらう場合は、参拝する前にご朱印帳を預けておきます。お参りが終わってから受け取りましょう。

 

ご朱印をもらいに左の矢印の方へ行くと建物があります。

 

玄関にある鐘をカ~ンと鳴らしてお寺の方を呼び、ご朱印帳を預けます。

 

建物の隣はお堂です。

 

境内にある円仁さんの像です。まずは参拝のごあいさつをしました。

 

元三大師の碑です。

 

元三大師の真言です。声に出して唱えました。

 

お不動様です。ここでも真言を唱えました。

 

岩角山全体の案内図です。山登りをされる方は、自分が今どの位置にいるかを把握するため、この案内図を写真に撮っておくことをおすすめします。

 

寿老人さんです。どうやら各ポイントごとに七福神のどなたかがおられるようです。

 

ほう除け苦抜き観音です。ほう除けとは、悪い方位を避けてくださることです。

 

玉絹物語の逸話が書かれていました。悲恋なる玉絹のお話が伝説として語り継がれています。

 

こちらが玉絹観音です。高い位置にあります。

 

金花水というものがあるようです。

 

行ってみると岩窟の中に水たまりがありました。なんとその水が金色に輝いているではありませんか!大変珍しい現象ということで、これはのちほど改めてご紹介したいと思います。

 

さらに先へ進むと秘仏出世大黒天についての説明看板がありました。

 

看板の隣にあるお堂をのぞいてみると大黒様がいました。お顔を撮らせていただきました。

 

こちらは三面大黒天です。

 

三面大黒天の説明です。正面のお顔が大黒天、左側が毘沙門天、右側が弁財天です。

 

どんどん石段を上って行きましょう。

 

上がった左側は倒木の恐れがあるので立ち入り禁止となっていました。

 

右へ行くと毘沙門堂がありました。

 

毘沙門堂には看板があり、何やら「落ちない石」があるようです。指をさしている左上を見ると……

 

ありました!絶妙なバランスで石が乗っています。「落ちない」にあやかって受験生の合格祈願にごりやくがあるかもしれません。

 

毘沙門堂から先にある養蚕観音堂です。

 

階段が続きます。焦らずに行きましょう。

 

道中のいくつもの箇所には大きな岩がごろごろあり、そこには仏様の線刻画があります。

 

山道が続きます。軽装で山登りができるとはいえ、下の写真のように滑りやすくて幅の狭い石段もありますので足元には要注意です。

 

那智堂が見えてきました。

 

まだまだ石段は続きます。途中には准胝子宝観音があります。

 

石段を上がった先は、右が奥の院、左が展望台へと分かれます。

 

これだけ写真を掲載しても、全部を紹介しきれないほどたくさんの見どころがありますので、part1はここまでにしたいと思います。続きはpart2で掲載いたします。

ちなみに、お寺の入り口で参拝前に預けたご朱印帳には、下の2種のご朱印をいただきました。右が金文字で書かれた不動尊、左が毘沙門天です。金花水不動尊という名だけあって金文字には高級感があります。

 

●次回part2に続く

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