その一歩がストーリーの始まり

「ぼくはここにいるよ」と
心の中で手を挙げても
誰にもわかってもらえない

気がつくと
主人公になれる場所は
いつも自分の心の中だった

だって
心が居座れる場所の〝心居​〟は
静かで居心地がよく
想像も創造も自由にできて
誰からも邪魔されない
安住の場所だから

でもそこが
本当の居場所じゃないってことは
ずっと前からわかってるんだ

わかってはいるけれど
そこからどう踏み出していいのかが
わからないんだ

「ぼくはここにいるよ」と
心の中で叫んでも
誰にも聞いてもらえない

心居の扉は
他の誰でもなく
自らの手で開くもの

開いたその先で
勇気を出して手を挙げ声を振り絞り
思い切って一歩を踏み出してみる

その時こそが
全てのストーリーが始まる瞬間なのだ

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