自分自身が躊躇している間に
いつの間にか時間が過ぎていく
もうこれからは
そんな過ぎゆく時間から
物事を許す刻へと
移り変わっていくだろう
それでもなお
行動をためらうならば
それをも時間は
目の前を無言で通り過ぎていくだろう
そんな過ぎゆく時間の背中を見て
初めてわかることがある
それは
〝時〟という
永劫の普遍者が
たとえ現実を許しても
あの〝刻〟に
単なる傍観者だった自分を
許せない自分がいることを
あの時を振り返っても
その刻へ戻ることができない
あの瞬間の自分を
過ぎゆく中で
一滴の時のしずくに
心が取り残されていることを
感じるだろう
それを感じたあなたは
いつまでそこにいるのだろうか
私の心はもう
そこにはいないのだ
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