八咫烏(ヤタガラス)ー
古来より日本の神話や伝説に登場する3本足のカラスです。
神武天皇が東征の際、熊野の神様の使いとして熊野から大和まで道案内をしたといわれる八咫烏は、人を正しい道へと導く神の使いとして知られています。熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の信仰にも深く結びついています。
また、サッカー日本代表のシンボルとしても有名で、3本ある足の1本でボールをガッチリとつかんでいます。日本代表が勝利へとつながるよう、八咫烏に導いてほしいとの願いが込められているのでしょう。
そんな八咫烏が、私の目に飛び込んできたのがしばらく前のこと。
インスタを見ていたら、フィードに滑川神社さんの写真が出てきました。そこには何やら黒いハンコのようなものが……。
何が写っているのだろうかとよく見たら、なんと「消しゴムハンコ」として八咫烏を彫っていた写真でした。滑川神社によると、どうやら2月11日の紀元祭(建国記念の日)に合わせて、紀元祭の御朱印を考えていたそうです。

へぇ~、八咫烏の消しゴムハンコを御朱印にしちゃうっておもしろい試みですね
八咫烏に導かれて大和国で神武天皇が即位されてから今年で2685年、つまりは日本の国づくりが始まってからそれだけの歴史が積み重ねられてきたことにもなります。そして建国を記念し、神武天皇を導いた八咫烏を御朱印にしようとの神社のお取り計らいだったのですね。
滑川神社には今年はまだ参拝しておらず、八咫烏のご朱印もほしいなと思いましたので、先月お参りに行ってきました。
今年もやってまいりました。
階段をのぼるとだんごさしがありました。カラフルでいいですね。
拝殿です。
拝殿の前まで行くと、おお、福犬がいました。
この表情、このフォルム、かわいい要素だらけです。
こちらの福犬には耳飾りが。なんというお茶目なスタイルでしょうか。
冬晴れの日差しが心地いいです。
お参りが終わってから授与所へ。八咫烏の御朱印を買おうとしたところ、「孔雀の幸福守り」も目に入り、繊細なつくりが気に入ったので買いました。
そしてこちらが八咫烏のご朱印(書き置きタイプ)です。カッコイイですね。
神武天皇を道案内し、しっかりと目的地まで導いたように、人を正しい道へと導く八咫烏のごりやくをぜひとも授かりたいものです。
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