私は多くの事を知ろうとしているが
実は私の心の中には
すでにその事を全て理解している存在がいて
その者が
人生の様々な場面で
答えを絶妙に示唆してくれているのだ
しかもその者は
なぜか遠い昔にどこかで出会ったことがあるような
親近感がわくような存在なのだ
もしかしてこれは夢でも見ているのではないだろうか
はたまた幻なのではないかと
頭を悩ませてしまいそうなのだが
そんな時でさえも
悩むならば大いに悩みなさい。
そしてそこから賢颯な方法を身につけなさい。
不安という沼に落ちてみなさい。
そしてそこから安心を保つ術を知りなさい。
震えるほどに恐れてみなさい。
そしてそこから勇気の根元とは何かに気づきなさい。
従弱者の立場になって権力に屈する無力な自分を嘆きなさい。
そしてその心に寄り添える愛心を自分の中に育てなさい。
生きることと同じように死についても考えを深めなさい。
そして自らに与えられた命の役割と使命を尊びなさい。
と、まるで
私がこの世に生まれた時からずっと見守ってくれている愛ある母のように
私がつまづいた時に肩を支えてしっかり立てと起こしてくれる父のように
いつも側で励ましてくれるのだ
そんな
心の中に存在する彼について
これだけは言えることがある
それは
彼は他ならぬ私であり
私を導く教師でもあり
人生を共にする心の同志なのだ、と。

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