その日も、いつものように車で職場へ向かっている時だった。
時間は朝の8:30分ちょうどだった。
すると突然、頭の中に次のようなインスピレーションが入ってきた。
???「今はまだわからぬものだが、そのわからぬものを受け入れる覚悟はあるか?」
というものだった。
突然でどう返答していいか、何をどのように受けとめていいのかわからなかったが、しばらくして私はこのように心の中で返事をした。
私「・・・わかった。まあ、やるよ。それが自分の人生ならばやるよ」と。
実は、これとは別にしばらく前にももう一つインスピレーション的なことを受け取っていたことがあり、その内容はどうやら私はこれからおよそ3年以内ぐらいにかけて、人生の中でも大きな転機がありそうだというものだった。
【補足】
私がインスピレーションと定義しているものは、例えば過去に経験した出来事などを踏まえて、そこから関連のある具体的な答えを脳が導びこうとした時に得られた、一種の「思いついた選択肢」ではなく、心に何ら思惑もない状況で、一瞬のうちに物事の内容を明示するかのようなメッセージを含んでいる、いわゆる「ひらめき」と言われるものを指しています。
このインスピレーションを受け取った翌年に、あの大震災が起こりました。
福島で仕事をしていた私は、これまで経験したことが無い状況にとても混乱しながらも、その翌日も職場に出勤して社員の安否確認をしていました。そして周りの方々も、大変衝撃的で不安な現実を受け入れることに毎日が精一杯でした。
私が受け取ったインスピレーションにあったように、
1「今はまだわからぬものだが、そのわからぬものを受け入れる覚悟はあるか?」
2「これからおよそ3年以内ぐらいにかけて、人生の中で大きな転機がある」
という、2つの明示されたメッセージを順に見てみると…
まず1のメッセージは、たとえその現実を拒んだとしても、輪廻転生を繰り返すいずれかの人生においては、それをやることになるのだ、という「人生の法則」的なものまでが同時に頭に浮かんだため、それをやることになっているのなら今やったほうがいいと感じたため、「わかった。まあ、やるよ」という考えになりました。
2については、前記したようにこのインスピレーションを受け取ってから翌年に大震災が起こり、やはりこれが大きな転機となり、これまでの自分の人生では無かった人生観を持つようになりました。
受け入れる覚悟をもって人生を生きる・・・
時にそれは、大きな障害となって行く手を阻み、自分の歩むべき道をおびやかすかもしれません。
しかしそれであっても、希望を捨てずに前を向き、歩みを止めず、自分を信じながら颯爽と生きることに、きっと大きな学びがあるのでしょう。
そう信じて、人生最大の思い出になるかもしれない「今日」という現実を受け入れながら、これからも歩み続けていこうと思います。
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