震災10年目の祈りーあの日からの軌跡

毎日、これが当たり前だと思っていた変わらぬ日常を
突然にして一変させてしまった大震災

それに加えて原発事故という
安全神話をことごとく崩した最悪の事故

不名誉なまでのFUKUSHIMAという悪評が
世界を駆けづることとなった

なぜ私たちに
あのような大きな試練が立ちはだかったのだろうかと
今でもふとそのように考えることがある

かつて先人たちは
後生の我々に向けて
震災の教訓を文書や文献で伝え遺してくれていた

だが現代の我々は
その教えに触れる機会をめっぽう失ったせいで
先人たちが受けた惨憺たるや痛みと苦しみを
再び被ることとなってしまった

生きるための遺訓が
死への駄訓とつなげてしまったのだ

大震災当日
いまだになぜかはわからない不思議な出来事があるが
あの日私は福島の地で仕事をしていながらも
午後2時46分に発生した国土を揺るがす巨大な激震を
みじんも感じることはなかった

何も感じぬまま仕事を続けて
取引先に到着した午後3時過ぎに
テレビに映し出された津波の映像をみてはじめて
尋常無き悪魔の刃が襲来していることを知らされた

神のいたずらとしか思えないものだった

あの瞬間に
どれほど多くの者たちが
恐怖におののいただろうか
それは想像するに難くない

さらには
つい先月の2月13日に起こった大震災の余震
福島の各地でも震度5強から6弱を記録した

またか・・・
幾千、幾万の民たちが
そうつぶやいた

あの日から10年-

今度こそ我々は
この教訓を生かし
絶対に切れぬタスキを
みなの手で紡いでいかなければならない

この手綱を
決してほころびさせてはならないのだ

その宿命を抱きながら
これからも前を向いて生き抜くことが
きっと今の私たちに与えられた
命の証と言えるのかもしれないのだから

そうであることに願いを込めて-

尊い魂の同志たちへ

ここに黙とうを捧げる

※3・11当日の様子を書いた記事もあわせてお読みいただければと思います。
【不思議体験記18】3・11の大地震を全く感じなかった

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