霊現象が導いた謝罪と信仰心 part 〜その時、お不動様は…〜

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    part△呂海舛

     

    ※前回のあらすじ

    女性の霊が現れたと思ったら、急に目の前の場面が変わり、そこには数人の見知らぬ者たちが立っていて、過去に私が他人に迷惑をかけてしまった行動について反省をするべきだと、その者たちから注意を受けることになりました。

    それを私は素直に受け入れて謝罪をすると、また場面が変わり、目の前には再び女性の霊が現れたのです。さて、その後…。

     

    (※今回は考察も含めましたのでいつもより長文です)

    途中までしか覚えていないお不動様の真言はもはや諦め、たとえここに来てくださらなくても、せめてそのお姿だけでも強くイメージをし、心の中で「お不動様」とお名前をお呼びしました。

     

    すると……

     

    なんと、来てくださったのです!私の目の前においでくださったではありませんか。

     

    この瞬間、私のそばにいた、すでにその姿は薄い衣のような存在になっていた女性の霊は少し遠くに離れたため、ゾワゾワ感は全く無くなり、平常に戻ることができました。

    (実際に体からゾワゾワ感が無くなって気持ちが良くなったからなのか、この時に寝ながらにして手や足を小さくさすっている自分自身を、まどろんだ意識下にいるもう一人の自分が、第三者の視点のように外側の空間からそれを見ていたのを記憶しています)

     

    まだ意識は爐泙匹蹐鵑性状態が続く中、私の目の前に背中を向けて立っておられるお不動様。その背中越しに、少し離れた女性の霊を見ている私。そして、もはやこちらには近づくこともできずにその場にいる(空間に漂っている)女性の霊。

     

    その後も、この三者間での沈黙の状態がしばらく続きましたが、お不動様はそこに立っておられるだけで、何もしません。てっきり、手に携えている剣でバッサリとやるものだと思っていましたが、何もやらないのです。黙って見ているのです。

     

    私(…あれ、何もしない?)

     

    するとお不動様が私の方へくるりと振り返り、手に持っていた剣を差し出し、

     

    お不動様「持っていなさい」

     

        私   「…⁉」

     

    なんと私は、お不動様から剣を渡され、手に持ったのです。

     

    その声は、心に響いてくる声でした。お不動様の口は動いてはいませんでしたが、低くて重みのある声でした。

     

    おお、これが剣かと自分でも驚き、グッと力を入れて握ると非常に硬い感触があり、しかしそれでいて重さはさほど感じない程度のもので、この剣で災いの元を断ち切るのかと思いました。

     

    そして再びお不動様をよく見ると、いましがた私に剣を渡したはずなのに、なぜか手に剣を持っているのです。もちろんまだ私も手に持っています。剣が分身したかのように、私とお不動様のそれぞれが剣を持っているのです。

     

    私「(あれ、なんで?剣って1本じゃなかったの?)」

     

    と思いましたが、まあ、そんなことは特に気にすることでもないという感じでお不動様は再び向き直り、また同じようにその場に立っておられます。

     

    そして、薄い衣のようになっている女性の霊が、もうこれ以上はこちらへ近寄ることはないだろうと感じたところで、目が覚めたのでした。

     

      

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    《考察編》

    今回体験した出来事を振り返ってみる

    今回の不思議な出来事においても、また意味のある内容だったなと感じています。

     

    私が寝ている時に突如として現れた女性の霊。その正体が何だったのかはいまだによくわかりませんが、今となって感じることは、この女性の霊は亡くなった方の霊が現れたのではなく……もしかしたら今も現に生きておられる方が、一種の「想念体」のようなものとなって私の前に現れたのではないか、という思いも浮かんできました。

     

    そのポイントとしては、私が最初に「…母か?」と思い違うほど、どこかで聞き覚えのある声だったという点と、まるで私のことを知っているかのように声をかけてきた、という点です。実際に私は、人間としてのこの女性と、どこかで出会ったことがあるのかもしれません。

     

    この女性の霊は、一般的に言えばたしかに「霊」という類のものであることに間違いは無いのですが、もともとは何か悪さをしに現れたというようなものではないため、それほど危険性を感じることはありませんでしたが、とはいえ、やはりその存在自体が(たとえ想念体であって)私と波動が合わないので、ゾワゾワという拒否感が生じました。

     

    それから急にまどろんだ意識へと変わり、気がつくと目の前には数人の見知らぬ者たちが立っており、その者たちから私の過去の過ちを指摘され、私が素直に謝罪をしたという場面へと移っていきますが、ここで少し疑問が生じます。

     

    それは、女性の霊と数人の見知らぬ者たちとの間には、一体どんな関係性や共通点があるのだろうか?という点です。

     

    まず、女性の霊は私に「寝てるのかい?」と、まるで確認をするかのように声をかけてきましたが、結果的に見ると、私に対してそれ以上の行動は何も起こしておりません。それだけを見ると、「何だ、何もせずにただ現れただけか」という見方で終わりですが、しかしもう少し掘り下げてみると、本当にただそれだけのために現れたのか?と感じるのです。

     

    というのも、この直後にまどろんだ意識へと変わり、見知らぬ数人が現れ、その者たちから注意を受けて私が謝罪をしましたが、この謝罪をするということが、私自身にとっては非常に大切な行為の一つであり、いずれやらなければならない反省点であるということを自覚させられました。

     

    その点を踏まえると、別に女性の霊が現れる必要性はどこにも見当たりません。なぜなら、最初から見知らぬ数人が現れる場面から始まればいいからです。

     

    「じゃあなんで、わざわざ女性の霊は現れたの?」となりますが、実はそこに今回の出来事の重要な意味が隠されているのではないか、むしろ牴燭目的があって現れたのではないだろうか、と思えてきたのです。

     

     

    女性の霊の目的とは何か? そして見知らぬ数人の者たちの正体と関連性は?

    これは一つの推測ではありますが、私が他人に迷惑をかけてしまった行動について、謝罪が必要であるということを、この女性の霊は何らかの理由であらかじめ知っていたのではないか?、そのため、私と数人の見知らぬ者たちとを引き合わせるために、そのきっかけ役となって現れたのではないだろうか、という解釈が浮かんできたのです。

     

    布団で寝ていた私に最初に声をかけ、そして謝罪が終わった最後の場面、しかもまどろんだ意識の中にも再び現れたことを考えると、女性の霊はまるでこの一連の様子を把握しているかのようにもとらえることができ、たまたまそこに偶然現れたとは到底思えず、今回の出来事の中でも重要なポジションを担っていたのではないか、とさえ思えてくるのです。

     

    そして次に、見知らぬ数人の者たちの存在です。まどろんだ意識下で現れたこの者たちの顔は、その全体像を含めて暗い影のようなものとなって私の目の前に立っていたため、一体だれだったのかを認識することはできませんでした。

     

    しかし、ゼスチャーを交えて訴えかけてきたその様子からは、私の過去の行動について厳しく注意をする姿がうかがえたと同時に、私が迷惑をかけてしまったという行動が一瞬だけ頭をよぎったため、「これは本当に謝らなければいけない」という思いがわき起こり、素直に謝罪をしました。

     

    その謝罪で、見知らぬ数人の者たちが果たして許してくれたのかどうかはわかりませんが、その後はこの者たちが現れることはなく、私としても心の中で一応の整理がついた感じがありましたので、これはこれで良かったのだろうと理解をしています。

     

    ここまでを考察した上で、特に女性の霊に関しては、「私が謝罪が必要であることを、何らかの理由であらかじめ知っていたのではないか?」という可能性を見出しましたが、ここでも少し疑問が残ります。

     

    それは、「あらかじめ知っていたという、具体的な理由はどんなものがあるか?」という点についてです。

     

    もしかしたらその部分は…私が他人に迷惑をかけてしまったという、一瞬だけ頭をよぎったあの行動が(今ではその時のことが全く思い出せませんが)、現実的に本当にそういう行動を私が過去にとっていたとするならば、実際にその当時、(人間としての)この女性が、その現場にいたのではないのか⁉と、思わざるを得ません。

     

    もしもそうならば、実際に当時の出来事を知っているからこそ(その様子を見ていたからこそ)、私が早く過去の過ちに気づいて謝罪をするために一連の場面の中に登場してきたのではないか、という見解がしっくりくるようにも思えますし、間としてのこの女性と、どこかで出会ったことがあるのかもしれないと感じたことにもつじつまが合うからです。

     

    「では、その当時の出来事って、いつのことでどんなことなの?」

     

    それが…前記した通り、全く思い出せないのです…。一瞬だけ頭をよぎった出来事さえも、もはや記憶のかなたに消えてしまっているのです。

     

    現実的に、他人に迷惑をかけてしまったという、私自身がその出来事を思い起こすことが困難なため、一種の想念体のようなものとなって私が寝ているところへ現れ、さらには「まどろんだ意識」という、ある意味では魂同士が分かり合える世界の中にまで現れたのかもしれません。

     

    そのまどろんだ意識の中で、私が迷惑をかけてしまった出来事が頭に一瞬よぎりましたが、実はそれは、魂同士が分かり合える世界だからこそ、この女性の霊が「意図的に、私の頭に一瞬よぎらせた」という働きかけをしたのかもしれないのです。

     

    今となっては記憶のかなたに消えてしまったその出来事を、少しでも思い出すことができれば、この女性の霊が何者なのか、さらには見知らぬ数人たちの正体についても、もっと解明できるだろうと思うのですが、残念ながらそれ以上の詳しいことは私では知り得ない点でもあります。

     

    そこは、女性の霊と数人の見知らぬ者たちとの間でしか知り得ない部分である、とまでしか言えないのですが、きっと私にはわからない何らかの隠された関係性があるに違いないという、推測の域での謎を残したままとはなりますが、現時点での一応の妥協点として留まるに至りました。

     

     

    ●通ずるものがあればご加護をいただける

    そしてもう一つは、神仏にご縁をいただいていれば、その真言を唱えずとも、心の中で強いイメージをもってお姿を描くことにより、その念が通ずるということを知ることができました。

     

    真言を途中までしか覚えていませんでしたが、お不動様が私の前に現れてくださった時、「おぬし、真言を途中までしか覚えておらんとは何事か!」などというふうに、お不動様には怒られませんでした(笑)。

     

    ただ、真言によりその仏様はさらにパワーを増すということに間違いはありません。それに不動明王の真言は、それ自体に一種の犖昔逎僖錙辞がありますので、その真言を唱えるだけで、または真言の音調を自分の身にまとうように唱えることにより、日常においても邪気などから身を守ることもできます。

     

    これを機に、しっかりと真言を覚えました手 これからはいつでも唱えられます。そして何よりも、日頃からの信仰心が大切なのだということも改めて実感いたしました。

     

    ある日の夜の不思議な体験から、まさかここまでの内容に発展するとは思いもよりませんでした。不思議な現象の中には、実はその人に必要な意味が隠されている場合がある、ということを教わった出来事となりました。

     

    長文にお付き合いいただきましてありがとうございました顔

     


    記事をお読みいただきありがとうございます
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