【不思議体験記2】体外離脱をする part

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    小学校低学年の時に、俗にいう「体外離脱現象」を経験したことがある。

     

    その時は風邪をひいて寝込んでおり、熱が39度ほどはあったと思われる。部屋の明かりは、家庭用照明の常夜灯(小さな電球)だけが点いており、薄暗い状態だった。

     

    かなりの高熱のせいか、目をつぶると頭の中で、不規則な配列を組んだ数字(一桁のものもあれば二桁、三桁など)がめまぐるしく回っており、数えようにも数えきれないほどの多くの数字で頭の中が埋め尽くされていた。

     

    この数字を1から順番に整理しようとイメージしたが、どうにも手が付けられず、ひどく苦痛を感じ始めたので、私は心の中で「もういやだ!」と、大きく叫んだ。

     

    すると次の瞬間、あれほど頭の中にたくさんあった数字が全て消えてしまい、さっきまでの苦痛も、そして体の熱っぽさも、全く感じなくなっていたのである。

     

    そして、自分の周りが静寂に包まれているのに気づき、ゆっくりと目を開けてみると、初めに見えたのは木目調の木の板だった。

     

    私「あれ、こんなところに木目調のものがあったかな?」

     

    と思ったとたん、今見ているものは部屋の天井であり、その天井に使用されていた木の木目であることがわかった。私の頭のすぐそばには天井があったため、もう少しで頭がぶつかりそうだ、とこの時に感じていたことを今でも覚えている。

     

    そして、そのまま目線を下に向けた時、さらなる驚きが待ち受けていた。

     

    私「・・・自分が寝ている!!」

     

    自分は今、なぜこうして空中に浮いているのだろうか。なぜ自分の真下にも、もう一人の自分がいるのだろうか・・・。

     

    そして、空中に浮いている自分の体から、下に寝ているもう一人の自分に向かって、なにやら白っぽい、半透明のヒモ?のようなものがうっすらと伸びて繋がっているようにも見えた。

    (このヒモのようなものが一体何かは、この時にはあまり気にしなかったのだが、おそらくこれは霊子線(シルバーコード)と言われるものだろうと思われる)

     

    この状態のまま少し様子を見ていたが(この出来事に対して唖然として、何をしていいかわからなかったという感じ)、小学校低学年の私にとってはこのような奇妙な感覚は到底理解できず、「このままこうしていたら、何か大変なことになってしまう」と思い始め、「早く元の状態に戻った方がいい」という考えになった。

     

    そしてそう思った次の瞬間、空中に浮いていたという感覚から一転して、急に体に重苦しさや暑苦しさを感じるようになった。

     

    ひどく苦痛を感じていたさっきまでのあの感覚が、再びよみがえってきたのである。

     

    《Part△紡海》

     


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